マンションリフォームの注意点

    
     

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管理組合規定を絶対遵守するワケ

マンションリフォームをする際にはやはり集合住宅という観点から、そのマンションを管理している組織である管理組合に一言伝えた上で、同組合が規定しているルールを遵守した上でリフォームに着手する必要があります。なぜならマンション管理組合の規定の多くは民法を基本としたものが多く、万が一このルールを無視してリフォームに着手した場合は、マンション住民全員を的に回し、民事訴訟を起こされる可能性があるのです。ただ民事訴訟を起こされるだけならまだしも、起こす相手が近隣住民を始めとしたマンションの住民ですので、係争中も住み続けていかなくてはならず、それは大変住みづらい環境になるのは必至です。裁判で何を言われるかわかりませんので、毎日音も立てず、深夜の外出も控え、だからといって日中の外出もエレベーターで会った人とも気まずくて挨拶もできませんし、とにかく裁判で争っている相手がすぐそばにいる中で、これまで通りの生活を続ける事は非常に困難であり、係争中は少しマンション住民とは距離を取りたくなります。このようにマンションの管理規定を破るだけで、ここまで追い詰められなくてはならないというのは大変なリスクですし、リフォーム後も近隣住民との溝が埋まることはないでしょう。分譲物件にはマンションの区分所有権が存在するも、大元はマンションの管理組合がルールとなっている以上、その定められたルールは絶対的であり、そのルールを無視する行動は物件によっては退去せざるを得なくなるのです。

リフォームする旨を近隣へ通知

マンションリフォームの際に絶対に忘れてはならない事があります。それは近隣住民への通知と配慮とアフターケアです。これからリフォームをするという事は、当然工事の騒音が発生しますし、また多くの施工業者が部屋を出入りしますので、騒々しくなります。戸建て住宅に比べ、マンションの場合は近隣住民との距離が近く、壁一枚でつながっているため、工事の際にでる騒音は尋常ではありません。従って最低でも上下階の住民と同じフロアの住民にはいつからいつまでリフォーム工事を行うといった通知と挨拶は必要です。この挨拶を行うことは人として当然の事であり、マンション生活を送る中で、近隣住民との関係悪化は死活問題ですし、リフォーム工事前はいつからいつまで騒音の発生する工事を行う。またリフォーム後は生活音がしないかどうかのケアを近隣住民していく必要があります。リフォームですから当然、床をフローリング等に張り替える家もあると思います。特に絨毯や畳からフローリングに変えた場合は、両サイドの住民や下の階の住民へ生活音が響く可能性があります。また壁紙を変えたことで壁の厚さが微妙に薄くなり、防音効果が発生しない壁紙だと、話し声も丸聞こえだったりもしますので、そこはリフォーム施行後もしっかりとヒアリングを行い隣近所さんとのコミュニケーションを取っていく必要があります。マンションリフォームというのはとにかく近隣住民の協力なくしてはありえない工事になりますので、誰よりも先に近隣住民への通知は必須といえるでしょう。

リフォームで仏間を作る時の注意

マンションは戸建て住宅に比べ、むやみやたらに増改築の出来るものではなく。決められたスペースをどのように仕切っていくのかということがリフォームの基本となりますので、2階建てにするといった建物を上に引き延ばすことが出来ない工事になります。従って設計段階から何かと制限の多い工事になりやすく、その中でも仏間を作る場合はかなり慎重に行う必要のある部分です。仏間というのはお仏壇を置く場所の事で宗派にもよりますが、置く場所が決まっている宗派と特に定めのない宗派の2つがあります。浄土宗や真宗の場合、この世の人は西に向かって手を合わせることから、仏壇は東向きに置くことがルールになっているようです。同様に神棚も東向きに置くのがルールとなっておりますので、仏壇と隣合わせで神棚を設置しても問題はありませんが、ただ仏壇は東向で神棚は西向きにしてしまうと、手を合わせる時にどちらかに背を向ける事となります。これは非常に無礼であるため、できるだけ仏壇と神棚は向かい合わせに置かないようにしなくてはなりません。また仏壇を置く場所は出来るだけ風通しの良く湿気のないところが仏壇にとってはベストな設置場所といえるでしょう。またリフォームによって床の間を作るのであれば、その床の間の隣に仏間を作っても良いかもしれません。良くあるのがマンションリフォームの際に、押し入れだったスペースを床の間と仏間にしてしまう方法です。こうする事で今あるスペースを有効活用できますし、新たに仏間を作ることで部屋を狭くすることもありません。仏壇を置く場所は案外気にしないものですが、リフォームにおいてとても重要なプロセスなのです。

リフォームで起きる近隣トラブル

マンションのリフォーム工事は工事施工業者以上にその家に住んでいる人の方が気を使います。マンションは色々な生活スタイルの住民が共同で生活してる建物ですので、昼間働いて家を留守にしている人も居れば、夜働き昼間は寝ている人もいますので、どの時間帯に音を出す工事をするべきか非常に悩ましいところです。いくらリフォーム施工前に公示を始める通知をしていたとしても、リフォーム工事中に騒音が思いのほか煩く、何とかならないかと苦情を申し立てられたり、それだけならまだしも、工事期間中はよく眠れないから近くのホテルを実費で手配するよう言われたりすると、どのように対処していいのやらわからなくなります。そういった時にどのように対処したらいいのかと言いますと、こういった場合は当事者間で話し合っても解決する事はなく、むしろ余計に話がこじれる原因ともなり兼ねませんので、まずはマンション管理組合を間に入れて話し合うことが重要です。またマンション管理組合には専属の弁護士やマンション管理士の資格を持った人が居ますので、場合によっては彼らに伺いを立てながら事を進めて行った方が良いでしょう。リフォーム関連のトラブルで最も多いのが工事中に関するトラブルで、その中でも騒音に関するトラブルは群を抜いて多く、集合住宅という場において各々の意見や要求の調整がいかに難しいかを如実に示しています。マンションリフォームが近隣住民の深い理解の上に成り立っている事は間違いありません。

リフォーム相場は戸建と違う

マンションリフォームの費用で見た場合、戸建てと比べるとマンションリフォームの方が費用は断然低く抑える事ができます。理由は簡単。改築する部分が戸建よりも少なく、またリフォームする免責が戸建よりも狭い為、資材も少なく工事日数も少なく済むからです。では具体的に戸建とマンションのリフォームの費用がどれだけの差があるかを考えた場合、戸建ての場合は2階建ての家で平均900万円から1000万円程度の費用が発生します。一方マンションの場合は安くて300万円から高くても700万円程度でリフォームは完成します。これはあくまで平均的な相場であって、マンションのローケーションや地価や部屋の広さによっても大きく異なりますし、また最近ではタワーマンションでもメゾネットタイプや2階フロアのある部屋が増えている為、こういった部屋は工事する免責が大きい為、費用もかなり掛かる場合があります。ただ概ねマンションはワンフロアの一角を所有するタイプが多い為、平均すると400万円から500万円程度の予算があればかなりのリフォームが期待できるでしょう。ただ部屋の間取りまで変えてしまうという、リノベーションクラスの工事になって来ると、500万円では効かず、矢張り700万円程度の費用は見ておいた方が良いかもしれません。しかしリフォームではないリノベーションであったとしても、費用は戸建の住宅に比べ格段に低く、戸建て住宅に比べるとマンションはリフォームはしやすいといえるでしょう。

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