リフォームに入る前に考える事

    
     

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新築したばかりの家はすべてが真新しく、新築物件独特の匂いも感じますので、とても住んで心地の良いものです。しかしそんな新築の家も何十年も住み続けていたら、あちらこちらにガタが来ますし、また厳しい自然環境の中であればあるほど家の経年劣化は進んでいきます。時の流と共に劣化が進んでいくのは人の老化とよく似ており、人と同じように定期的にメンテナンスをしていく必要があります。人は30歳を過ぎると人間ドックに年に1回行くことを勧められます。そしてそこで悪いところがあればすぐに治療する事になります。家も同様に定期的にメンテナンスが必要であり、そのタイミングはだいたい30年目くらいと言われています。そして部分的な修繕が必要であれば低コストに修繕していけばいいのですが、細かな修繕では手に負えない大規模修繕となるとそれこそ専門のリフォーム業者に修繕を依頼し、莫大な費用をかけて修繕しなくてはなりません。これが住宅リフォームと呼ばれる作業です。住宅リフォームは専門の業者が家の原型を維持しながらダイナミックに修繕していきます。またこのリフォームが最近とても人気です。というのも団塊世代が現役を引退し、団塊世代の建てた家を今度は2世世代が引き継ぎ、自分たちの子供と両親の3世代住宅にする人が増加しているのです。またこの2世帯住宅にはいくつかのメリットがあり、1つは2世が組むローンが住宅ローンではなく、リフォームローンになることで土地代がない分ローン債務が軽減できます。そして土地の名義は両親である為、2世が負担する固定資産税の負担分は家だけで済むのです。これ以外にも3世代同居をすることで様々なメリットがある家のリフォームを今回は様々な角度からご紹介していきたいと思います。家は一定期間を過ぎれば必ず大規模な修繕が必要となり、その修繕は家族にとって、また親族にとっての一大イベントになることがあります。このリフォームをする場合に知っておくべき事や、リノベーションとの違い、また施工業者の選び方から工程のプロセスまで。そしてかかってくる費用に関して詳しくお話していきたいと思います。

どんな時にリフォームは必要か

戸建て住宅もマンションも長年住み続けていけば、いつか必ず朽ちていく訳で、朽ちる前にどこかのタイミングで手直しやリフォームする必要があります。そしてそれが自然の中で人が生活していく上での原理原則の様なもので、人間も長年生きていればそのうちガタが来ますし、ガタがくる前に定期的なメンテナンスが必要です。そのメンテナンスと手直しが家にも必要なのです。ではその手直しするタイミングはどのタイミングで行えば良いのか?適切なタイミングとして言えるのは一般的に12年周期が良いとされており、12年住んで一度大きなメンテナンスを入れるのが理想的なタイミングと言われています。それ以外には家族が増えた時や子供が大きくなった時に増築、また子供が独立していった後の改築などがリフォームのタイミングとしてありますが、実はこの周期というのは不思議と10年から12年周期で訪れるようになっているのだそうです。従って住宅の増改築やリフォームをするタイミングはだいたい10年から12年で考えるのが良いでしょう。あとは突発的な住宅トラブルによるリフォームがあります。例えば新築したばかりの家なのに夫婦間で上手くいかず、離婚したもののまた数年後に再婚する事になった場合や、非常に稀ですが新築後に風水が悪くなったといってリフォームを希望される人も中にはいらっしゃいます。ただどの場合においてもリフォームというのは人の都合で行われるもので、住宅の欠陥といった住宅の都合で行われるのは極めて稀であるといえます。

具体的にどのような形に変えるか

いざリフォームを決断した時に必要なものは、明確な未来予想図を描く事であると考えます。つまり住んでいる人達の都合によって、決められた広さの中でどのように住居の間取りを考えていくかという事が重要です。行き当たりばったりの増改築を繰り返していれば、それは気持ちの良い住環境にはならず、住みにくい家にしかなりません。例えば玄関空けたら目の前にお風呂場があるとか、居間の中にトイレがあるなど中にはテレビ番組の企画に出てきそうな家が本当にたくさんあります。これらはその殆どが、制限のある中で増改築を繰り返してきたことにより起きる現象で、こういった住環境の快適性を無視した作りの家は案外多くあります。そしてこれからリフォームをする際に、最も注意しなくてはならい事として、家族の快適性を最重要視するという事です。家族が住み難いと感じる家はリフォームしても全く意味のないリフォームになり、それは莫大な費用を充当する意味のない改築になってしまいます。そうならない為にも、まずは家族が時間軸と共に成長していった先の未来を考えてみることが必要です。例えば子供が2人いたとして、その子たちがやがて大きくなり、思春期を迎えるころには自分の部屋が欲しくなります。将来そういった事が起きる事も考えて自分の部屋になるよう、一つの部屋にパーテーションを付けられるようにするといった工夫が必要です。また夫婦が将来老いた時の事を考えて階段の段差は緩やかにする、またはスロープを付けるなど転倒防止の工夫が必要になってきます。このように未来を見据えた家づくりをこの時点でする必要があるのです。

住宅ローン返済中のリフォーム

リフォームをする際に多くの人が不安になる事が一つあります。それは現在住宅ローンの返済をしている中にあっても、リフォームローンを組むことが可能かどうかという事です。家を建てるというのは大変高額の費用が発生するもので、その費用を負担する事が出来ないため、多くの人は何十年も分割で返済する為の住宅ローンを組みます。ところが住み初めて10年目くらいからあちこちにガタが生まれ、リフォームの必要に迫られることになります。ところが住宅ローンを組んで10年目であったとしても、まだまだ残債は残っており、その金額も数千万単位の額になっています。しかしここでリフォームの為に1000万円近い費用を支払うとまた借金が増えてしまい、家計には2重の負担が生むことになります。多くの人が不安視するポイントはまさにココで、2重のローンに苦しまないかどうかといいうところです。まず、住宅ローンを組んでいる中でリフォームローンを組むことが出来るかどうかですが、これは可能です。ただ費用に関しては金融機関との交渉の余地がありそうです。これは最もポピュラーなリフォームローンの組み方ですが、現在の住宅ローンには銀行が抵当権を設定していると思います。その抵当権は融資した額の住宅ローン分の金額が設定されていますが、この10年間そのローンを支払ってきたことで、幾分余裕が生まれているはずです。その余裕枠をリフォームローンとして生かし住宅ローンを組み直すのです。そうすれば別口でリフォームローン契約をする事は無く、二重支払いの苦しみからは回避できます。但しローンを組む際の残債によってはリフォームローンの組み直しが出来ない場合もありますので、一度取引銀行へお問い合わせください。

築30年がリフォームの目安

戸建て住宅が10年から12年サイクルでリフォームをするのなら、マンションにもそういったサイクルがあるはずです。マンションは集合住宅ですので、リフォームの決定がその部屋の住民の都合だけで出来ないのが難しいところですが、しかし30年も住み続けていれば、大方マンションは老朽化していく訳で、その朽ちていく部分だけでもしっかりとリフォームしたいものです。マンションリフォームで良くあるのが、水道管のサビです。水道管はマンションの中でも真っ先に老朽化していく部分のであり、またサビだらけの水を生活用水にしていると、やがてそこに住む人達の健康被害も出てきます。従ってマンションの場合は外壁の修繕や、塗装の塗り直しなんかよりもまず、水道管の交換をする必要があるのです。ただこの水道管の交換というのは数十万単位で行えるものではなく、マンション全体の水道管を交換する必要がある為、団地クラスの集合住宅であれば五千万円から、タワーマンションのような大規模重合住宅になるとそれこそ2億円くらいの費用負担が発生します。タワーマンションなんてそんなにないと思われている方もいるかもしれませんが、平成元年前後に東京や大阪の一部では15階以上の高層マンションがかなり建てられており、そういった物件は間もなく築30年を迎えます。それに伴って、最近管理組合ではこれら消耗品の交換という話が出てきだしているのです。築30年目を迎えるマンションは、このタイミングで管理組合主導で大規模なリフォームに乗り出す可能性があるのです。

2世帯住宅も視野に入れよう

戸建のリフォームや建て替えをするタイミングというのは、大方家族にとって何かの節目が多いもので、それが人によっては結婚であり出産、そして定年退職といった人生の大きな節目にリフォームを考えます。これまで結婚や出産による増改築の話しはしてきましたが、今度は定年退職後を機に、子供や孫と同居する事を目的としたリフォームについてお話していきたいと思いますが、子供や孫と同居するとなると当然、今の家を2つに分ける必要があり、その為のリフォームをする必要があります。つまり二世帯住宅用にリフォームするのです。一つの敷地に2つの夫婦が生活をすると言われてもピンと来ないかもしれませんが、考え方としてはマンションのルームシェアのようなものに似ているかも知れません。2つのプライベート空間が1つの居間を繋げているといったような家が最終的に出来上がります。最も一般的な二世帯住宅は1階が2世帯の共有スペースで、その1階部分の上に2つの家を作ってしまう方法があり、これが最も一般的な二世帯住宅と言われていますが、最近はニーズの多様化もあり、必ずしもこのタイプの二世帯住宅にはならない事も多くあり、予算と機能性、快適性などを施工業者とじっくり話し合う必要があるでしょう。二世帯住宅のメリットはなんといってもお互いの存在を認識しながらも、しっかりとしたプライベート空間が確保されている事に他なりません。家族が突然倒れても、誰かがすぐに気づける状態ですし、また家族の誰かが病気をしてもすぐに対処できます。しかも一つの敷地に2つの家がある訳ですから、プライベートの確保は抜群ということもあり、20年位前からこういった住宅リフォームのニーズが増えているのです。

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